ランステを冬バージョンにしてみる

ezo

2011年09月28日 12:02

北海道では、大雪山系に初冠雪があり、そろそろ寒さ対策を
準備をする時期になりました

晩秋に向かうこの時期、まず、必要になるのは暖房器具
それについては後々に話題にするとして・・・
今回は以前より懸案だった幕対策について

呑みキャン宴会場としてここ数年使っているのが、*の大幕
ランドステーションL(以下ランステ)

  
このランステ、カテゴリーとしてはタープになり、フロアがないので
冷気が地面との隙間から入り込んで、なかなか室内が暖まらない
という問題点があったので、今回はこんな手を使ってみました
 
北海道の場合、寒くなるとランステは役立たずになり、*リビングシェルや
ランドロック、小川ならのティエラや鉄骨など、幕にすそ?があるものを
使う方が圧倒的です。
なぜなら、冷気を室内に入れないように気密性を高めないと、どんなに
強力な暖房器具を使っても暖まらない北海道事情があるからです。

 

けれども、「立てるのが楽ちん」「広い居住スペース」がメリットのランステを
寒くなっても宴会場に使わない手はありません

しかし、夏場のように使うにはいくつかの問題点が・・・

それは、スノーピークの推奨する高さで使うと、幕のすそから地面までに
かなりの隙間ができてしまいます。

 
これまでは寒くなるとポールを10cm下げてできるだけ隙間をつくらない
ように使っていましたが、地面と接するスカートがないと、下からのすきま風が
室内の温度を下げ、暖房の暖気だけが上にたまり、室内の上下の温度差が
10℃以上になるという困った室内環境でした

そこで、その対策として考えていたのが、次の2点です
①サーキュレーター(循環器具)をつけて空気を動かす
②スカートをつけて冷気の進入を防ぐ

まず、①については夏に購入した電池式扇風機を4台駆使して室内の
空気を循環させます。4台も吊るので軽量な扇風機を選んだわけですが
電池も単1から単3に変えてさらに軽量化します。

 

そして今回の本題の工作が②です。
お隣の韓国ではランステにスカートが標準装備のスペシャルバージョンが
販売されていますが、日本ではDIYするしかありません。

ランステユーザーのブログを見ると、スカートを全面に縫い付けている
体力派の方がいましたが、さすがにそこまでの根気がありません
逆に風を通したい夏場などは邪魔にならないかとも考えると、取り外し可能な
スタイルにして、オールシーズン対応の幕にしようと思いました。

いつもの自己流DIYの鉄則 「安価で作る」「簡単に作る」を基本に
スカートにする部分は、ホームセンターで手に入るビニールシートを使用。

クローズしたランステは、長さの異なる4辺を基本に構成されているので
540cm×360cmサイズのシートを1枚購入に各サイズにカットしました。

 

A:190cmが4辺 B:140cmが4辺
C:145cmが4辺 D:100cmが2辺 の計14辺
スカートの幅は40cmで製作します。



作業としては、各辺の長さを上辺にした高さ40cmの台形にカット。
台形にするのはスカート同士の重なりをつくって隙間をつくらないため。
●はペグダウンするためのホールをハトメ12mmにて加工。



↑茶色の部分は、百均の粘着式のワンタッチテープ(いわゆるマジックテープ)を
15cm程度に切って30cmくらいの間隔で圧着します。



シート側はしっかり粘着できましたが、布地のテントには粘着が甘く
テープを剥がす時に一緒に剥がれてしまいました
そこで今回の一番の作業である、テープのミシンがけ作業をします。
約50カ所をひたすら四角く縫いつけます。
のんびりやっていたら、丸1日つぶれてしました

 

テープに厚みがある分、ジーンズの加工ができる厚手用ミシン針と糸で作業する
のですが、粘着のりがついているため、縫っているうちに針にのりがついてしまい
ミシンの送りが悪くなり悪戦苦闘
何度も針をはずしてのりの除去作業をするはめに

何とか加工を終えた14枚の「脱着式簡易スカート」です。
重ねるとそこそこの厚みにはなりますがビニールなのでランステの収納ケースに
収まりました。



さて、ブツはできたものの実際にフィールドテストをしてみないことには
強度と耐久性(特に厳冬期)を検証できません。一番気になるのは、
テープの間隔と数がこの程度で、冷気の進入が本当に防げるのかどうか?

今週末に投入して後日レポする予定です

女心と秋の空。。。20℃以上の陽気だったら、サウナレポになるかも

 
 ↑ まだまだ、暖かいキャンプをしたいこの時期に、こんな状況を
   期待しているのは自分くらいかも(^_^;)

  


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