2011年08月28日
アークテリクス 2011 秋冬コレクション
アウトドアウェアのハイクオリティブランドであるアークテリクスの
秋冬コレクション説明会に行ってきました
アークテリクス(以下アーク)と言ったら、まずイメージとしては
「どのブランドより値段が高い」というのが一番強いでしょうか。
ではここで、アークテリクス知ってる度を3択で出題いたします
秋冬コレクション説明会に行ってきました

アークテリクス(以下アーク)と言ったら、まずイメージとしては
「どのブランドより値段が高い」というのが一番強いでしょうか。
ではここで、アークテリクス知ってる度を3択で出題いたします

A1.どこの国のブランドでしょう?
①オーストリア ②アメリカ合衆国 ③カナダ
A2.ブランドロゴは何の化石を表している?
①キツネ ②トカゲ ③(始祖)鳥
A3.初めは何を作る会社だった?
①スキー用グローブ ②旅行用カバン ③登山用ハーネス
いかがでしたでしょうか?
A3はちょこっと難問かもしれませんが、正解はすべて③ です。
全問正解の方はかなりブランド通ですね
ブランドすら知らなんだという方は、ショップに行ってこのロゴを
探してついでに値札も見てみましょう笑
まだWEB上では公開できない商品が多く、会場撮影NGだったので
画像の少ないトピになりますが、興味のある方は続きをどうぞ。
ARC'TERYX (アークテリクス) のブランド名の由来は、バードロゴに
なっている始祖鳥の学名(ARCHAEOPTERYX LITHOGRAPHICA←読めねェ)から
とりましたそうです。
生物で一番最初に空に飛び立てたであろう始祖鳥をモチーフに新たな世界に
飛び立つ自分たちになぞらえて化石をロゴにしたものだそうです。
アークは二人のクライマー「デイブ・レイン」「ジェレミ・ガード」が自分たちが
使いやすいクライミングハーネスを作るためにカナダ・バンクーバーにて
クライミングハーネス製造メーカーを設立したことから始まります。
ローカルなクライマーでしかなかった二人の丁寧なハーネス作りは口コミで広がり
高い品質を認められたことから、ハーネス以外の製品作りも求められたのが
アーテリクス社誕生のきっかけでした。
1991年にできたアークはその後、アパレルに進出し、素材のクオリティーを
追求しながら、新技術を次々と開発することで、今やアウトドア業界の牽引する
ブランドに成長しました。
今では一般的に使われている「止水ジッパー」や「熱を利用した圧着技術」などは
実はこのアーテリクスが開発したものです。
ブランドストーリーの概要はこれくらいにして、ではでは当日の説明会の様子を少し・・・
場所はいつものパトロール会場(秀岳荘とも言ふところ)3Fのショールーム。
実際の製品を展示し、輸入代理店であるサンウエストさんがスライドでのプレゼンで
商品説明を1時間ほど行いました。お疲れ様でしたz
今秋冬のホワイトラインは5つのカテゴリーに分かれ、シビアなシーンから街着まで、
以前と比べるとバリエーションが豊富になりましたネ。
女性用も意識したカラーリングも印象的でした。
きっとアンテナの高い山ガールに大枚をはたかせる策略に違いない(-_-メ)
バンクーバーでアークスタッフと直接コミュニケーションしているサンウエストさんの
説明には、非常に説得力がありました。自分もジャケットの半分近くはアークですが、
カタログの字面では読みきれなかった技術や開発秘話が聞けて非常に面白かったです。
ただ、オフレコかどうかの判断が難しい説明もあったので、ここではウエアではない製品を
取り上げて、アークのこだわりのものづくりについてご紹介。
昨年話題になった「アークテリクス アルファSVグローブ」です。
(#意味フ△#?だったらスルーしてねん)
これまでのウインターグローブは便利なゴアテックスを使用し、防水透湿性を優先することで
ゴアゴアで大きなアウターシェルに厚手のフリースインナーが入れられ、使いやすいというレベル
のものではありませんでした。
つまり、今までは、手の中までは水分は浸透しないまでも、アウターの表面に含んだ水分が
冷えることで凍り、指先の動きや熱を奪うことがありました。←激しく同意(-_-;)
そこにアークは、GORE-TEX pro shellをアウター内側に接着させることで、最外層で水分を
シャットアウトさせました。図解したのがこれ↓

水分を最外層でシャットアウトするアウトドライ技術は、主にシューズで採用している
技術ですが、それをゴアテックスでやってのけたのがアークテリクスでした。
メーカーとしては、モンベルも2010年秋からはアウトドライを採用し、シューズや
グローブにアウトドライを展開しています。その他にも追随するように各社で
アウトドライ技術が採用されました。
一つの技術開発がアウトドア業界の新しいスタンダードになる一例ですが、
その最前線にいるのがアークテリクスなのです。
そして、アークがこだわる縫製技術も盛り込まれています。
グローブで一番重要なのは指の動き。
指の表と裏の生地を2枚縫い合わせるのが一般的な縫製ですが
アークは三枚葉のパターンで、指先を包み込むように立体裁断にしました。
イメージ的には左のベンツマークの3つ羽を立ち上げた感じ(^_^;)
バナナの皮が3つに剥けた感じ??
↑なんか他にいい例えはなかったのか爆~発想貧困王子
指先のレザーはソフトで手になじむ永久防水のレザノヴァ®を使用。
素材のクオリティーに妥協はありません。
ちなみに、このグローブのお値段は・・・なんと39900円也
もう一回書こう(^_^;)・・・ナント39900円ナリ

アルピニストでなけりゃ、このグロープの性能を十分に引き出せる人はそういないでしょう(^^;)
今回、説明会を聞いて改めて感じたことは「クオリティーが高いから安心」ということ
ではなく、その製品の特徴を知り、どのような利用者を想定した製品なのかを理解して
購入しないと、自分のようなオーバースペックな買い物(=_=;)に
なってしまうということです。
適正なスペックを選んだ上で、好みの色やデザイン選びをすることもアウトドアウエアを
身に着けるうえでは、大事なことだとも思いました。
最後に上のバックは説明会で配られたミニトートですが、バードロゴはプリントではなく、
ウエアと同様の刺繍がほどこされていました。
ノベルティにも手を抜かない
さすがアークテリクス
素敵スギマス
実は説明会で一番感心したことは・・・そのことだったりします
さてさて、冬に向けてまたセッセと貯金しなきゃ~ね~ェ
なっている始祖鳥の学名(ARCHAEOPTERYX LITHOGRAPHICA←読めねェ)から
とりましたそうです。
生物で一番最初に空に飛び立てたであろう始祖鳥をモチーフに新たな世界に
飛び立つ自分たちになぞらえて化石をロゴにしたものだそうです。
アークは二人のクライマー「デイブ・レイン」「ジェレミ・ガード」が自分たちが
使いやすいクライミングハーネスを作るためにカナダ・バンクーバーにて
クライミングハーネス製造メーカーを設立したことから始まります。
ローカルなクライマーでしかなかった二人の丁寧なハーネス作りは口コミで広がり
高い品質を認められたことから、ハーネス以外の製品作りも求められたのが
アーテリクス社誕生のきっかけでした。
1991年にできたアークはその後、アパレルに進出し、素材のクオリティーを
追求しながら、新技術を次々と開発することで、今やアウトドア業界の牽引する
ブランドに成長しました。
今では一般的に使われている「止水ジッパー」や「熱を利用した圧着技術」などは
実はこのアーテリクスが開発したものです。
ブランドストーリーの概要はこれくらいにして、ではでは当日の説明会の様子を少し・・・
場所はいつものパトロール会場(秀岳荘とも言ふところ)3Fのショールーム。
実際の製品を展示し、輸入代理店であるサンウエストさんがスライドでのプレゼンで
商品説明を1時間ほど行いました。お疲れ様でしたz
今秋冬のホワイトラインは5つのカテゴリーに分かれ、シビアなシーンから街着まで、
以前と比べるとバリエーションが豊富になりましたネ。
女性用も意識したカラーリングも印象的でした。
きっとアンテナの高い山ガールに大枚をはたかせる策略に違いない(-_-メ)
バンクーバーでアークスタッフと直接コミュニケーションしているサンウエストさんの
説明には、非常に説得力がありました。自分もジャケットの半分近くはアークですが、
カタログの字面では読みきれなかった技術や開発秘話が聞けて非常に面白かったです。
ただ、オフレコかどうかの判断が難しい説明もあったので、ここではウエアではない製品を
取り上げて、アークのこだわりのものづくりについてご紹介。
昨年話題になった「アークテリクス アルファSVグローブ」です。

(#意味フ△#?だったらスルーしてねん)
これまでのウインターグローブは便利なゴアテックスを使用し、防水透湿性を優先することで
ゴアゴアで大きなアウターシェルに厚手のフリースインナーが入れられ、使いやすいというレベル
のものではありませんでした。
つまり、今までは、手の中までは水分は浸透しないまでも、アウターの表面に含んだ水分が
冷えることで凍り、指先の動きや熱を奪うことがありました。←激しく同意(-_-;)
そこにアークは、GORE-TEX pro shellをアウター内側に接着させることで、最外層で水分を
シャットアウトさせました。図解したのがこれ↓

水分を最外層でシャットアウトするアウトドライ技術は、主にシューズで採用している
技術ですが、それをゴアテックスでやってのけたのがアークテリクスでした。
メーカーとしては、モンベルも2010年秋からはアウトドライを採用し、シューズや
グローブにアウトドライを展開しています。その他にも追随するように各社で
アウトドライ技術が採用されました。
一つの技術開発がアウトドア業界の新しいスタンダードになる一例ですが、
その最前線にいるのがアークテリクスなのです。
そして、アークがこだわる縫製技術も盛り込まれています。

指の表と裏の生地を2枚縫い合わせるのが一般的な縫製ですが
アークは三枚葉のパターンで、指先を包み込むように立体裁断にしました。
イメージ的には左のベンツマークの3つ羽を立ち上げた感じ(^_^;)
バナナの皮が3つに剥けた感じ??
↑なんか他にいい例えはなかったのか爆~発想貧困王子

指先のレザーはソフトで手になじむ永久防水のレザノヴァ®を使用。
素材のクオリティーに妥協はありません。
ちなみに、このグローブのお値段は・・・なんと39900円也

もう一回書こう(^_^;)・・・ナント39900円ナリ


アルピニストでなけりゃ、このグロープの性能を十分に引き出せる人はそういないでしょう(^^;)
今回、説明会を聞いて改めて感じたことは「クオリティーが高いから安心」ということ
ではなく、その製品の特徴を知り、どのような利用者を想定した製品なのかを理解して
購入しないと、自分のようなオーバースペックな買い物(=_=;)に
なってしまうということです。
適正なスペックを選んだ上で、好みの色やデザイン選びをすることもアウトドアウエアを
身に着けるうえでは、大事なことだとも思いました。
最後に上のバックは説明会で配られたミニトートですが、バードロゴはプリントではなく、
ウエアと同様の刺繍がほどこされていました。
ノベルティにも手を抜かない

さすがアークテリクス


実は説明会で一番感心したことは・・・そのことだったりします

さてさて、冬に向けてまたセッセと貯金しなきゃ~ね~ェ

Posted by ezo at 16:08│Comments(2)
│■ 衣靴類
この記事へのコメント
こんばんは。
今回はゴアアクティブシェルを目的に説明会でたのですが、実物見られてかなり物欲が沸きましたw
実際にお話聞けるとわからなかった部分や細かい部分がはっきりして、とても勉強になりました。
ノベルティ、エコバック??と思いましたが、マチがあるのでスリッパ入れになりそうですw
勿体無い?!
今回はゴアアクティブシェルを目的に説明会でたのですが、実物見られてかなり物欲が沸きましたw
実際にお話聞けるとわからなかった部分や細かい部分がはっきりして、とても勉強になりました。
ノベルティ、エコバック??と思いましたが、マチがあるのでスリッパ入れになりそうですw
勿体無い?!
Posted by 大木煩悩 at 2011年08月28日 21:41
やはりシリーズによってシルエットが違うので
サイズのマッチングができるのはありがたいですね。
ノベルティは・・・ロゴの刺繍を切るとってどうにか
縫い付けられないかと悪いことを考えていました笑。
サイズのマッチングができるのはありがたいですね。
ノベルティは・・・ロゴの刺繍を切るとってどうにか
縫い付けられないかと悪いことを考えていました笑。
Posted by ezo
at 2011年08月28日 22:50
