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2012年12月09日

大谷君よ 大志を抱け

久しく、ファイターズネタを書いていませんでしたが
今年もいろいろありました。

3年ぶりのリーグ制覇、惜しくも日本一を逃す等々・・・
栗山新体制を不安視した声を払拭するシーズンでした。
しかし、1年生監督の今シーズン一番の大仕事は
何と言っても今回の大谷選手の入団でしょう。

今年のドラフトは日ハムの大谷指名のサプライズから
始まりました。
昨年、巨人を熱望していた菅野選手を強行指名して
入団拒否を経ての大谷指名は、今年もドラフト1位枠を
無駄にするのかとファンからも疑問の声が聞かれました。

しかし、一番力のある選手を指名するという球団の方針を
貫き、1位指名を事前に公表し裏工作のないことを示しました。

世論には日ハムは2年も続けて有望な若者の夢を阻む
極悪球団だという批判もありますが、特定の球団を逆指名して
予防線をはり、他球団への入団を拒むことがまかり通れば、
ドラフト制度の存在意義が問われることになるでしょう。

今回の大谷選手の場合は純粋に早くメジャーに挑戦し
自分が高卒入団のパイオニアになりたいという志が
事前表明させたという点では、叔父が監督する球団に
入りたいという菅野選手とは全く表明の意味あいが違いますし
球団のぶれないドラフト指名の姿勢には好感がもてます。

本題に戻って、今回、日ハムがなぜ大谷君を翻意させ
入団に至ったのか?

仮に日ハム以外の球団が交渉しても、彼のメジャー行きの
決意は変えられなかったでしょう。

日ハムはいち早くメジャー流のスカウティングと育成方法を
取り入れ、現にダルビッシュを育てて若くしてメジャーに
挑戦させた実績があります。
おそらく12球団で最もメジャーリーグを理解し、メジャー挑戦に
寛容な球団だと言えると思います。
その点では、ダルビッシュが目標の選手と言っていた大谷君にとって
日ハムは指名前から印象のよい球団だったようです。

日ハムは彼への交渉材料として、日本よりメジャー志向の
強い韓国球界の高卒選手のメジャー挑戦の結果を示し、
育成環境が整った日本球界で基礎を築いて、日本スタイルの
繊細な野球を身につけてからメジャー挑戦するという選択肢を
提案しました。

説得や引き留めというスタンスではなく、大谷君に判断材料を与え
夢の実現を後押しする姿勢で交渉に臨みました。

そして、解説者時代にメジャーを取材し、生の情報を蓄積してきた
栗山監督が大谷君がメジャーで成功する最も近道が日ハム入団である
ということを一野球人としてアドバイスしたことが、さらに大谷君を
前向きにしました。きっと梨田監督では今回のような結果には
ならなかったと思うし、栗山監督最大の仕事と断言する理由です。

 大谷君よ 大志を抱け

大谷君は入団に際して、周囲にメジャー撤回に対する苦情か
寄せられていることに心を痛めていたそうですが、高校生が
メジャーと言う夢を実現させるために集められる情報はそう多くは
ないし、現実の状況を知ることで、夢はあきらめずに違ったアプローチで
挑戦する選択肢を選んだことは十分理解できることです。

メジャーを経験したプロ野球選手のほとんどが、大谷君の決断が
正解であると賛同しているのも心強いのではないでしょうか。

大谷選手はバッターとしても非凡なものがあり、足も速く強肩という
ファイターズファン好みの選手でもあります。
球団の投手と打者二刀流の育成に意欲的とも聞いているので
来シーズンは入団のゴタゴタをバネに精進してほしいものです。

迷惑をかけた周囲の人々に、日本球界で恩返ししたいという
彼の謙虚な姿勢は日ハムファンの心をとらえたに違いありません。

大谷君、君の活躍を北海道人として大いに期待しています!

    


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